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北方館を訪れたニキータちゃん
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| 12月に入り、寒さが一段と増した14日、急速に発達した低気圧の影響で道内は荒れ模様の天候となり、各地で今冬一番の降雪量を記録する中、根室では月半ばを過ぎても降雪量ゼロの「雪のない冬」が続いています。 |
| もともと雪が少ない地域とはいえここまで降らないのは珍しく、11月9日に初雪を観測しましたが量は少なく記録上はゼロ、その後もまとまった降雪がなく根室測候所によりますと、この時期までゼロが続くのは2003年以来で、過去10年では二度だけとなっており、今後もこのような天候が続きますとこれから開催が予定されている冬のイベントなどに影響が出てきそうです。 |
| また、10月11日に北方領土国後島古釜布の自宅で大やけどを負った男児ニキータ・ルィジョフちゃん(2)は、外務省が人道的見地から緊急受け入れを決定し、同島を訪問中だったビザなし交流のチャーター船で翌12日に根室市に到着、道の防災消防ヘリコプターで札医大病院に搬送され同月末に両手足と背中の一部に皮膚移植手術を受け、治療を続けておりましたが順調に回復し、12月7日午前、医師や看護師らに見送られ約2ヶ月ぶりに退院しました。 |
| ニキータちゃんは母親のナタリヤ・クチュクさん(29)に手を引かれ、歩いて報道陣の前に姿を見せ、頭にやけどのあとは残るものの、看護師らから贈られた花束と毛糸の帽子を手に走り回り、クチュクさんは「受け入れてくれたことに本当に感謝している。支援を忘れません。」と話し笑顔で病院を後にしたそうです。 |
| 退院後は札幌市内のホテルに滞在し、同病院での通院治療を受けておりましたが、国後島の南クリール地区行政府が依頼したロシアの貨物船で、21日に根室市花咲港から帰島しました。なお、帰島前の20日に北方館を母親とともに訪れました。ニキータちゃんの一日も早い完治を祈っています。 |
| 一方、漁業者団体・全国さんま棒受網漁漁業協同組合(東京・全さんま)は11日、今季のサンマ漁の最終的な水揚げ状況をまとめ、根室・花咲港が水揚げ量で5万5400トン、水揚げ金額43億2千万円で前年比減となったものの、ともに全国一を確保し「10年連続日本一」が確定しました。 |
| 根室・花咲港以外の水揚げ量は、女川港(宮城)が4万トンを突破して2位を守ったほか、銚子港(千葉)が前年の8位から3位に躍進、気仙沼港(宮城)もわずかに釧路港を上回るなど、三陸以南の各港は主漁場が三陸沖に南下した11月に漁獲可能量(TAC)が追加されたことで、道東以上に大きく実績を伸ばしたようです。 |
| まもなく平成19年が暮れようとしており、この1年もさまざまなニュースが根室を駆け巡りました。 |
| 相変わらず続く漁船の拿捕事件、16年ぶりに流氷接岸が観測されなかった出来事、納沙布沖に現れた神秘的な蜃気楼、岸田担当大臣・就任早々の北方領土視察、ニキータちゃんの人道的緊急搬送など身近な地域の話題が脳裏に浮かびます。 |
| 残すところ数日となった本年も、全国の返還運動関係者の皆様には北方館に対しまして多方面に亘り種々ご高配を賜り厚く御礼を申し上げます。 |
| 私ども北方館職員は、返還運動への全国民の皆様の深いご理解とご参加をいただき、より一層の国民世論の高揚を図り、一日も早い北方領土の返還実現を目指し頑張ってまいります。 |
| 良い新年を迎えられますことをご祈念申し上げまして年末の「北方館だより」といたします。 |
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| (文:米谷隆北方館館長) |