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5月の道東は野に山に緑萌える季節となり、根室近郊ではミズバショウの群落が見頃を迎えています。
ミズバショウは、サトイモ科の多年草で根室半島の湿地帯に多く自生しており、今月に入ってから花びらのように見える仏炎苞と呼ばれる純白の苞が開き始め、苞の中に円柱状で黄緑色の花が顔をのぞかせるようになり、愛らしい姿を見せています
このように春を感じる季候が続く中、根室測候所は16日午前、サクラの開花を宣言し、日本列島を駆け抜けた桜前線がようやく終着点にたどり着きました。
16日は朝から日差しが降り注ぎ、同測候所にある標本木のチシマザクラの淡いピンク色の花が5輪以上咲き開花宣言が出されましたが、昨年と同じで平年より4日早い開花となり2年連続の「遅咲き日本一」となりました。
桜の名所には多くの市民の姿が見られ、チシマザクラの咲く清隆寺や根室公園などで列島最後の花見を楽しんでいます。
また、22日には静岡県浜松市立北部中学校3年生161名と根室管内の別海町立上西春別中学校1年生30名が相次いで訪れ、納沙布岬から北方領土を視察しました。
北部中学校は7年連続の訪問で、「修学旅行」の中で領土問題に対する学習を行うため20日に女満別空港から道内入りし、21日は道立厚岸少年自然の家で国後島出身の元島民から講話を聞き、岬や北方館では当館職員の説明を受け望遠鏡で歯舞群島の貝殻島や水晶島を眺めた生徒たちは「貝殻島灯台がすごく近くてびっくり、ロシアに占領され自由に行けないなんておかしい。」などと話していました。
一方、今年で8年目を迎えた「北方少年少女塾」の本年度スケジュール第一陣として上西春別中学校を皮切りに領土学習が始まりました。
同塾は次代を担う根室管内1市4町の小・中学生に、領土問題に対する正しい知識を持ってもらい返還運動の後継者を育てようと、*北隣協が平成13年度から行っている事業で、本年度は27日現在、21校808人が10月までの半年間をかけて参加を予定しており、初日となった上西春別中学校は道立北方四島交流センターで元島民の講話を聞き、岬や北方館を見学し領土問題への理解を深めました。
このように多くの小・中学生や教師が、岬から北方領土を直に見て学習が行われることは、後継者育成は元より学校教育の拡充に大きな力となっていくものと信じています。
また、春の観光シーズンを迎え、納沙布岬は大手旅行会社の観光バスの入り込みが急増し、関東、関西、九州方面などからのツアーで多い日には12台が訪れ、北方館の入館者数が1,697人を記録するなど賑わいを見せています。
例年3月までは少ない観光客ですが、4月上旬からは比較的順調な入り込みで、目の前に広がる歯舞群島の島々の近さに驚き、山頂に雪が残る国後島の山並みや知床連山の美しさに歓声を上げています。
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