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11月に入った根室は4日午後、上空に12月上旬並みの強い寒気が流れ込んだ影響で今季一番の冷え込みとなり、初雪を観測しました。
初雪は平年に比べて6日、昨年より5日早く、4日の日中の最高気温は平年より2.1度低い8.5度となり、正午前から断続的に降っていた雨は一時雪に変わり、納沙布岬を訪れていた観光客もコートに身を包んで足早に歩く姿が目立ちました。
この寒気の影響を受けて春から秋の行楽期には大勢の観光客で賑わう世界自然遺産・知床の知床横断道路(根室管内羅臼町湯の沢と網走管内斜里町岩尾別を結ぶ国道334号、23.8キロ)も7日から冬季全面通行止めとなり、開通は来年4月下旬の予定となっています。
また、佐藤勉内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)が22日午後、就任後初めて根室市を訪れ、歓迎の旗や横断幕を持った大勢の市民や元島民、長谷川俊輔市長や関係者らが出迎える中で納沙布岬から北方領土を視察しました。
当日の岬周辺は0度と厳しい寒さとなりましたが、幸いにも好天に恵まれ目の前に広がる貝殻島、水晶島などの歯舞群島や国後島の泊山、羅臼山の北方の島々を望みながら、根室市長や関係者から北方領土問題の歴史的経緯や最近の北方四島情勢などについて説明を受けました。佐藤大臣は北方領土の近さだけではなく領土問題の厳しい現実を実感され「あらためてわが国固有の領土であるとの思いを強くした。」と感想を話しておられました。
この後、佐藤大臣は、市内の北海道立北方四島交流センター(ニ・ホ・ロ)で、道、北方領土隣接地域振興対策根室管内市・町連絡協議会、元島民、返還運動関係者ら50人と懇談を行いました。隣接地域の厳しい現状、強力な返還運動の推進、元島民の帰島への願いなどの要望や思いを聞いた佐藤大臣は、元島民や地元関係者の期待に応えられるよう職責に全力を挙げる決意を示しておられました。
一方、これまでは海上から北方領土を見るためには船をチャーターするなど限られた手段しかありませんでしたが、納沙布岬に近い歯舞漁協は15日から歯舞漁港と北方領土を間近に望む日ロ中間ライン付近を往復する遊覧船の運航を始めました。
漁協による遊覧船の運航は道内では初めてとの事で、同漁協関係者は「安全第一で運航したい。北方領土を間近に見て漁業の置かれている現状を理解してもらえれば。」と話しています。船は同漁協の指導船・はぼまい丸(9.7トン)を使用し、運航期間は霧の多い夏場を避け冬期間とし、初年度は来年4月30日までで、定員12人(小学生以上)、所要時間は約2時間で北方領土・貝殻島付近を航行しています。
この遊覧船の運航で、納沙布岬からしか見ることが出来なかったクジラやイルカなどの回遊も海上から直接観察できるため乗客の関心を集めています。同漁協では予約の申し込みがあり次第、1日3回を限度に運航する予定です。
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