北方館だより


正月三が日と納沙布岬初日詣

                                                                       



北方領土の早期復帰祈願太鼓
 

 

 

 

 新年あけましておめでとうございます。皆様には、健やかに新しい年をお迎えになられたことと心からお慶び申しあげます。

 根室の正月三が日は曇り空に覆われたものの、比較的暖かく穏やかな天候で新年の始まりを迎えました。神社での初詣やスーパー・大型店での初売り、商店街の恒例イベント「現金つかみどり」などに大勢の人が詰めかけ、賑わいを見せました。

 根室市の金刀比羅神社では、31日の深夜から若者や家族連れなどが集まり、午前0時に社殿の扉が開くと、参拝客は無病息災や商売繁盛を祈願し手を合わせていました。また、市民有志が1日未明ふんどし姿で初詣でする恒例の「初走会」による裸参りも行われました。

 この「初走会」は40年以上続く行事で、大みそかの除夜の鐘がなるころ、出発場所の白毫寺に参加者が集まるのが慣例になっており、今年は23人が参加しました。市内約2キロを「わっしょい、わっしょい」と威勢の良い声を出しながら気温1.8度の中、集団で駆け抜けました。

 参拝を終えた人々は、お守りや縁起物のくま手を購入したり、おみくじを引いたりして新年を祝っておりました。

 また、根室半島最東端に位置し日本で一番早く「初日の出」が見られる納沙布岬では、元日の朝、根室市と根室市観光協会が主催する第29回納沙布岬初日詣が行われ、道内外から訪れた約1,800人(市観光協会発表)が新年を祝いました。

 日の出30分前には、郷土芸能・ねむろ太鼓保存会が恒例となった「北方領土の早期復帰祈願太鼓」などの打ち初めを行い、和太鼓の勇壮な演奏を披露して会場の雰囲気を盛り上げました。しかし、あいにくの曇り空で日の出時刻の午前6時49分になっても太陽のご来光を拝むことが出来ませんでした。

 岬で初日の出を見ようと寒さをこらえて待っていた若者や家族連れからは「仕事のことと、子どもの成長を願おうと思っていたのに。」などと残念そうな声が聞かれましたが、新年を迎えた記念にと「納沙布岬」の標柱前では盛んに携帯電話などのカメラでシャッターを切っていました。

北方館では、訪れた人々に少しでも暖を取ってもらうため午前3時30分に臨時開館したところ、1,066人が入館する賑わいとなり、入館者の間では、特に納沙布岬での初日詣の記念にと「北方領土視察証明書」を求める姿が多く見られ大変な人気となりました。

 平成21年の日ロ外交はプーチン首相の来日に向けて動き出しますが、日ロ外交の進展と一日も早い北方領土の返還を願い、職員一同なお一層の啓発活動に努めてまいります。

 本年も変わらぬご支援をお願いいたしますとともに、皆様の新しい年のご多幸とご活躍を心からお祈り申し上げます。


【12月入館者数:2,241人】

(文:米谷隆北方館館長)



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