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北方館が位置する納沙布岬に3頭のラッコが姿を見せました。手の届く距離のラッコは、岬を訪れる大勢の観光客や見物の市民を喜ばせました。
5月14日に1頭のラッコが岬に現れ、17日には別のラッコとの“ツーショット”が見られました。更に6月1日には3頭目のラッコが確認されました。ラッコは仲良く寄り添い、しばらくじゃれ合った後に目の前の岩場に上がりこみ寝入っていました。その可愛い仕草は浜の話題をさらいました。
納沙布岬周辺では毎年のようにラッコが目撃されますが、今回のような長期滞在(5月14日〜6月30日現在、48日間)はめったになく、「根室市歴史と自然の資料館」の近藤憲久学芸員は、「ラッコが一度に3頭も現れるのは珍しい。」と驚いていました。また、近藤学芸員は、「このラッコは、北方領土の歯舞群島・ハルカリモシリ島で繁殖するチシマラッコとみられ、近年、その数は増えているのかもしれない。」と話しておりました。
日ロ民間交渉に基づく操業で今年43回目となる、北方領土・貝殻島周辺のコンブ漁が1日に解禁となりました。根室市内の3漁協に所属する244隻は、3日、納沙布岬から一斉に出漁し、褐色のサオマエコンブを初水揚げしました。
コンブ漁船は、午前6時のサイレンと花火の合図とともに沖を目指し、通過点を越えて3.7キロ先の貝殻島灯台周辺へ向かいました。午前9時過ぎに操業を終え、納沙布岬に近い温根元漁港や珸瑤瑁漁港などにコンブを水揚げした漁業者は、「今年は質も量も十分で期待できそうだ。」と顔をほころばせていました。
交渉で決まった今年の採取量は3,920トン(雑海草を含む。)、ロシア側に支払う採取料は8,540万円で、いずれも前年と同じ条件で漁は9月末まで続きます。
北海道教育委員会(主管・北海道教育庁根室教育局)は、4日と11日の2回にわたり北方館で、釧路、根室管内の公立小・中学校、高等学校及び特別支援学校の初任者教諭を対象に地域研修を開催しました。この研修には延べ65名の初任者教諭が参加しました。
研修では、北方領土の問題やその学習の進め方、指導法について学び、啓発施設の参観を通じて北方領土学習に対する理解を深め、実践に役立ててもらうために行われています。
受講者からは、「北方領土について詳しく説明していただき、理解を深めることができた。」、「北方館は、北方領土を望みながら貴重な資料を見ることができるすばらしい施設だ。」などの声が数多く聞かれ、研修は、北方領土問題に対する関心と理解を深め、終了しました。
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