北方館だより


返還運動強調月間と豆記者の取材

                                                                       



第28回北方領土ノサップ岬マラソン大会
 

 

 

 8月に入り、納沙布岬の「望郷の岬公園」では、短い夏の訪れを待ちわびた花々が咲き乱れ、観光客らが見入っています。黄色いコハマギクや白いエゾニュウ、紫色のツリガネニンジンなどが咲き誇る中で、「北海道の花」ハマナスのひときわ鮮やかな紅の花びらが観光客の目を引いています。
 ハマナスは例年8月いっぱい楽しめ、岬を訪れる観光客は、広大な公園内の花壇や緑地に植えられた花畑に驚き、ハマナスの鮮やかな色と香りを「いつまでも大切にしてほしい。」とカメラを向けていました。

 8月の「北方領土返還運動全国強調月間」に合わせて、「北方領土返還要求根室市民大会」が2日に、「第40回北方領土復帰促進婦人・青年交流集会」及び「第28回北方領土ノサップ岬マラソン大会」が23日に行われました。
 ノサップ岬マラソン大会は、スポーツを通じて北方領土の一日も早い復帰祈願と領土返還の国民世論の高揚を図るため、返還運動の原点の地、根室市において昭和57年から実施されています。今回は、道内外から昨年より23人多い528人が参加し、「返せ!北方領土」のゼッケンを胸に根室半島を駆け抜けました。
 コースは、一般ハーフ部門と一般・高校10キロ部門のほか、納沙布岬から歯舞群島・貝殻島までの距離と同じ3.7キロを親子で走るファミリー部門があり、選手たちは青空もとで強い向かい風と暑さに耐えて、ゴールの根室市役所を目指して力走しました。

沖縄と函館の小中学生の「豆記者」が6~7日、北方領土問題を取材するため根室市を訪れました。豆記者は、北方領土返還運動を学ぶため、毎年、根室市を訪れています。
 今年は、沖縄から50人、函館から20人が参加しました。市総合文化会館で長谷川市長が、豆記者たちに「領土返還の世論を盛り上げるため、取材の体験を友達に話してください。」と挨拶した後、豆記者の代表が「北方領土が帰ってきたら、そこで何をしますか。」、「島が返還されずに困っていることはありますか。」、「元島民はどこに住んでいますか。」などと順番に質問しました。
 納沙布岬からは、濃霧のため、島々を肉眼で見ることができませんでしたが、北方館内のジオラマ模型や写真パネルなど展示物を見学しながら、熱心に取材をしておりました。


【8月入館者数:24,794人】

(文:米谷隆北方館館長)



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