北方館だより


北方担当大臣視察と主管課長会議

                                                                       



北方担当大臣視察
 

 

 10月に入り、野鳥の宝庫として知られる根室市の風連湖に、今年も冬の使者オオハクチョウがシベリアから飛来しました。湖に面した国道44号沿いの道の駅「スワン44ねむろ」からも優雅な姿を見ることができ、オオハクチョウは長旅の疲れを癒すため、湖面で羽を休めたり好物の水草をついばんだりして、観光客を喜ばせています。

 「スワン44ねむろ」によると、飛来を初めて確認したのは、昨年より4日早い今月の8日で、そのときは3羽だったそうです。台風18号が去った10日以降は一気に増え、現在では、3,000羽以上を見ることができるそうです。飛来のピークは11月中旬で、湖面が氷結する12月には東北や北陸の越冬地へと南下します。

 前原誠司内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)は16日、北方領土視察のため就任後初めて根室市を訪れ元島民らと懇談し、17日午前、納沙布岬から北方領土・歯舞群島の貝殻島や水晶島を視察しました。

 岬では、大勢の市民を始め元島民約20人が出身地の地名を書いた横断幕を広げて出迎える中、大臣は、長谷川俊輔根室市長の案内で沖合3.7キロに浮かぶ貝殻島などを肉眼で眺めていました。領土問題啓発施設「北方館」では、日本側が建設した貝殻島の灯台や水晶島にあるロシア国境警備隊の施設を望遠鏡で確認しました。

 大臣は引き続き根室港に移動し、根室海上保安庁の巡視船くなしり(230トン)に乗船して洋上から北方領土を視察しました。洋上視察を終えて大臣は、羅臼港(根室管内羅臼町)下船後、記者団に「日本国民として望郷の念を新たにした。歴史的に見ても北方領土は日本固有の領土であり、(ロシア側に)不法占拠されていると言い続けないといけない。容易ではない交渉だが、四島の返還を求めていく。」と話しておられました。

 また、「全国都道府県・政令指定都市北方対策主管課長会議」(内閣府北方対策本部主催)の一行65人が8日午後、納沙布岬と北方館で現地研修を行いました。

 岬での現地研修は、曇り空で風も強く肌寒かったのですが、一行は、国後島や歯舞群島を直に見て北方領土を身近に実感し、北方館職員の説明に熱心に耳を傾けメモを取るなど北方領土問題に対する理解を深めていました。


 

 


【10月入館者数:10,176人】

(文:米谷隆北方館館長)



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