1月に入った根室は、正月三が日は降雪も少なく穏やかな天候に恵まれたものの、5日夜から7日未明にかけて発達した低気圧の影響で暴風雪に見舞われました。交通機関の乱れや一部の地域で停電するなど市民生活に混乱が続き、6日午後8時58分には最大瞬間風速27.3メートルを観測しました。釧路地方気象台によると、今冬の累積降雪量が92センチとなり、平年の46センチを上回る2倍の降雪量を記録しました。
このような気象状況の中で、7日午前、根室管内標津町茶志骨(ちゃしこつ)の海岸にロシア船2隻が漂着しているのが見つかりました。いずれも対岸の北方領土・国後島の船で、根室海上保安庁は、5日以降の荒天による強風で流れ着いたものと見ています。同海保によると、2隻は100トン級と19トン級とみられ、いずれも無人でかなり老朽化しており、所有者は特定できていないとの事です。こうしたケースでは、ロシア側の所有者が船を放置する例が多く、標津町は“海の落とし物”の処理に頭を悩ませそうです。
一方、新しい年を迎えた根室では、恒例の新年交礼会や大漁と魚価上昇を願った初競り式、防火・防災への決意を新たにした消防出初式、今年の無病息災を祈るどんど焼き、友人とともに未来に思いを馳せた成人式など新春の行事が相次いで行われました。
根室市の新年交礼会は、4日、市総合文化会館で開かれ、出席者が新年の挨拶を交わしました。長谷川俊輔市長や仲野博子、伊東良孝両衆議院議員を始め、市内の事業所や市、根室支庁の幹部ら約180名が出席しました。長谷川市長は挨拶で、北方領土問題等の解決の促進に関する特別措置法の改正や市立根室病院建て替え計画の前進などを挙げて、「昨年から根室に追い風が吹き始めた。今年を根室再生のスタートの年にしたい。」と決意を述べ、出席者はグラスを手に「今年もよろしく」などと親交を深めていました。
また、北方四島周辺のロシア主張200カイリ内で、根室市内4漁協に所属する漁船18隻が8日、根室・花咲港から今年初のマダラ漁に向かいました。
この漁は、昨年12月に妥結した日ロ地先沖合漁業交渉に基づくもので、今年の割当量は、前年と同じ521トンでした。出漁したのは、200トン未満の中型船5隻と30トン未満の小型船13隻で、初出漁は、当初5日の予定でしたが、荒天が続いたため3日遅れの出漁となりました。
各船は凍てつく寒さの中、午前5時ごろから順次出港し、小型船の乗組員は、「新年最初の漁なので、まずは豊漁を期待している。あとは不況で安い魚価が少しでも上がってくれればありがたい。」と話していました。
【1月入館者数:2,837人】
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