7月に入った根室では、道東沖太平洋サンマ漁の幕開けを告げる10トン未満の小型船の流し網漁が8日、早朝に解禁され、根室、釧路管内の各港から約150隻が豊漁に期待を込めて初出漁しました。根室市内の花咲、歯舞、落石など各港から計77隻が、順次、家族らの見送りを受けて霧雨の空が白む中、エンジン音を響かせて漁場へと向かいました。
北海道の事前調査に基づく予測では、今年は回遊量が豊富で、魚体も大型と見られており、市内最多の31隻が出漁する落石漁協所属の船主は、「今年は何とか好漁につなげたい。良い価格がついて欲しい。」と気を引き締めていました。今年のサンマ漁の主力となる棒受け網漁は、8月中旬に本格化します。
また、根室半島沿岸で花咲ガニ漁が始まり、市内のカニかご漁船17隻が12日、花咲港など3港に12トンの初水揚げをしました。スーパーや直売店などには、真っ赤にゆで上がった「根室の味覚」が早速並べられ、夏の訪れを告げました。花咲水産物地方卸売市場によると、漁期は9月30日までで、「今はまだ型が小ぶりだが、身入りはこれからです。」と話していました。型や身入りの良くなる9月上旬の、4・5日には「根室かに祭り」が開かれます。
日本青年会議所(JC)は、10・11の両日、第41次北方領土返還要求現地視察大会を市内で開きました。初日はフォーラム、2日目は大会式典が行われ、全国各地のJC会員約300人が参加しました。例年はフォーラムのみ一般公開でしたが、今年は大会式典も一般公開とし、式典のプログラムに青少年による意見発表を取り入れるなど工夫を加え、返還運動を盛り上げました。
10日のフォーラムは、午後1時30分から道立北方四島交流センター(ニ・ホ・ロ)で開き、独立総合研究所主席研究員の青山繁晴さんが講演を行い、領土問題の重要性を訴えました。また、元衆院議員の西村真悟さんと日本JCの相沢弥一郎会頭らがパネリストとなり、「自分たちの領土は自分たちで守る!」と題したパネルディスカッションを行いました。大会式典は、11日の午前10時から納沙布岬の特設会場で行い、相沢会頭は、「大会は41回を数えたが、なぜ、我々は返還を求めているのか、もう一度ゼロから考えてみよう。北方領土は必ず還ってくる。現地で見て聞いて肌で感じたこと、この体験を地元に戻って伝え、確信と信念を持って返還運動を推進して欲しい。」と訴えました。また、JCの担当者が「100万人署名運動」など領土返還要求の取組みを紹介し、根室西高校の牧野裕樹君(2年)と市内の小中学生が、領土返還への思いをそれぞれ発表しました。
【7月入館者数:18,334人】
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