返還運動ってどうなっているの?「返還運動」

返還運動ってどうなっているの?「返還運動」

根室から全国へ広がった運動

北方領土の返還がまだ実現していないことから、日本とロシアとの間には平和条約が結ばれていません。一日も早く四島の返還により北方領土問題を解決して、両国が平和条約を結び、真に安定した友好関係が樹立されるよう全国的な返還要求運動が行なわれています。
では返還運動の歴史を振り返ってみましょう。北方領土の返還要求の声は、戦後まもなく北海道の根室(ねむろ)にあがりました。当時の根室町長は島から追われた人たちの援護に全力をあげるばかりでなく、連合国軍最高司令官あてに北方領土返還の陳情書を出しました。これが返還要求運動の始まりです。
根室であがった返還要求の声は、やがて北海道内の各地にこだまし、運動の輪は、しだいに全国に広がり、この運動を推進するための基盤となる民間団体や都道府県単位の組織がつくられ、返還に向けたさまざまな活動が行なわれています。

2月7日を「北方領土の日」に決定

北方領土の返還を求める多くの人たちから、返還運動をもりあげるため、「北方領土の日」を設けたいという要望が高まり、1981年(昭和56年)、政府は閣議で2月7日を「北方領土の日」とすることを決定しました。
この2月7日は、1855年(安政元年)、伊豆の下田で「日露通好条約」が結ばれた歴史的な意義を持つ日です。毎年「北方領土の日」には、東京において北方領土返還要求全国大会が開催されています。また、この日を中心に全国各地で大会やパネル展、キャラバン活動など行われています。さらに返還実現のための署名活動も行われ、その収集数は既に8千万人を超えています。