北方領土の人口

北方領土をはじめとする千島列島の主な産業は漁業でしたから、住民の大部分は、漁業とこれにつながりのある仕事をして生活していました。終戦時、北方四島に住んでいた人は3,124世帯17,291人でした。このうち漁業が一番多く、その他公務員、商業、鉱工業、運送業などが人々の主な職業でした。

漁期には、根室や函館・本州方面から5,000人以上の出稼ぎの人々が来たので、著しく人口が増加しました。また、北の占守(しゅむしゅ)島や幌筵(ぱらむしる)島でも、漁期には1万人を超える出稼ぎの人々がやって来ました。これらの人々は漁期が終わると、工場の番人などがわずか数10人くらい残って越冬するだけで、あとは引きあげてしまいました。

昭和20年8月15日現在の世帯数及び人口は次のとおりです。

島 名 世帯数 人 口
歯舞群島(水晶島) 154 986人
歯舞群島(秋勇留島) 14 88人
歯舞群島(勇留島) 79 501人
歯舞群島(志発島) 374 2,249人
歯舞群島(多楽島) 231 1,457人
色丹島 206 1,038人
国後島(泊村) 894 4,864人
国後島(留夜別村) 433 2,500人
択捉島(留別村) 424 2,258人
択捉島(紗那村) 226 1,001人
択捉島(蘂取村) 89 349人
3,124 17,291人

なお、最近の人口(北方四島在住ロシア人)は次のとおりです。

島 名 2015年 2016年
色丹島 3,006人 2,917人
国後島 7,916人 7,817人
択捉島 5,906人 5,934人
16,828人 16,668人

※ロシアの統計より。統計上、歯舞群島に居住者はいません。