四島ガイドマップ

志発島や多楽島はかつて放牧地が多く、牛や馬が年中放たれていました。

歯舞群島最北端の多楽島では、ほとんどの島民が海藻採取で生計を立てていました。

勇留島は全島ササなどにおおわれ、樹木はほとんど見られません。

税庫湾は水深が6~7mと深く、30トン級の船舶数隻を収容できました。

秋勇留島は周囲12kmの小さな島で、歯舞群島の中でも「海藻の宝庫」とよばれていました。

志発島は歯舞群島の中で最も大きい島で、一部にはいまも戦前の建物が残っています。

島のあちこちに、日本人が住んでいたことを偲ばせる生活道具や設備などが残っています。

志発島はカフェノツと西浦泊などに日本人墓地があります。

多楽島は古別とヒラリウスなどに日本人墓地があります。

勇留島はトコマ崎近くに日本人墓地があります。

納沙布岬の沖合3.7kmに位置する貝殻島には、1937年（昭和12年）日本により建設された灯台があります。

色丹島北西部の海岸付近は断崖が続いています。

斜古丹山は色丹島でもっとも高い山で、標高413mです。

色丹島の景観を代表する海岸の一つで、現在島に住むロシア人もよく海水浴に出かけています。

穴澗には色丹島全体を管轄する行政府があるほか、学校や病院、水産加工場、日本の人道支援により設置された発電施設などがあります。

斜古丹の町には、幼稚園や学校、教会、水産加工場、アパートなどがあります。

色丹島は斜古丹と稲茂尻などに日本人墓地があります。

穴澗湾は2012年に新桟橋の使用が開始され、四島交流事業に使用する船舶「えとぴりか」が直接接岸できます。

文化会館は、穴澗小中学校とともに四島交流事業で住民交流などが行われる交流拠点です。

斜古丹には国境警備隊の施設があり、斜古丹湾は警備隊の軍港です。

斜古丹湾を見おろす丘の上に、木造のロシア正教の教会があります。　

色丹島で初めて建設された住民向けのスポーツ施設です。

材木岩には、そのむかし、知床半島と国後島をつなぐ大きな石の架け橋がかかっていたという伝説があります。周囲の海岸もゴツゴツした岩場です。

ロウソク岩は、そびえ立つ姿から現地で「悪魔の指」とよばれています。周辺では牛が放牧されています。

標高1,772mの活火山で、国後島を象徴する美しい山です。裾野にはエゾマツ、トドマツなどの針葉樹が群生しています。

色鮮やかな商店が建ち並び、食料品、日用品などを販売しています。

国後島には、古釜布と近布内などに日本人墓地があります。

古釜布港は水深が浅く、大型船が着岸できませんでしたが、2012年に新しい岸壁がつくられて大きな船も入港可能になりました。

「日本人とロシア人の友好の家」（宿泊施設兼緊急避難所）は、1999年に日本の緊急人道支援により設置されました。

2013年に新設された文化会館は、大きなホールや体育館などが入った複合施設です。

島民の健康促進のため建設されたアファリナは、ジムやプールを備えた近代的な施設です。

2012年に完成したロシア正教会です。

2011年に新しい空港ターミナルが完成しました。

散布山は裾野が広く美しい活火山で、標高は1,582mあります。

散布山の南西部、オーヨ湾周辺には草原が広がっています。

切り立った花崗岩の崖が続くビラ海岸は有名な景勝地です。

択捉島には標高1,629mの西単冠山、1,215mの単冠山など高い山々が連なっています。

ラッキベツの滝は落差140m以上あり、「一段の滝」としては日本一の滝です。

（写真提供：公益社団法人千島歯舞諸島居住者連盟）

紗那には学校や病院、ホテル、レストラン、商店などのほか、択捉島とそれより北部にある島々を管轄する「クリル地区」の行政府があります。2011年に町の主な道路が舗装されました。

住宅街の公園には花壇が整備されています。

択捉島には紗那と別飛などに日本人墓地があります。紗那の墓地では墓石が倒れるなどしていましたが、近年修復されました。

内岡湾はかつて捕鯨基地として有名でした。

択捉島は戦前から特にサケ、マス漁が盛んで、大きなふ化場があります。

島にある「ギドロストロイ社」の水産加工場です。

択捉島は国後島と同じ火山島で、温泉施設が数多くあります。